女の子/男の子の初正月を祝うものですので、12月に入った頃から飾り付けすると良いでしょう。
基本的には羽子板・破魔弓は一年中飾ります。
 
各地の風習や、その家のそれぞれの考え方もあると思いますが、大人になるまでというのが目安だと考えます。
お守りの意味合いもありますが、子供の成長を祈願するものでもありますので、やはり成人まで飾るのが良いと思います。
 
設置場所においての決まりはありません。床の間ですとやはり飾り栄えしますので、床の間がある方はそちらに飾るのが良いと思います。中にはアパート住まいの方などで、床の間がない方もいらっしゃいますね。
そういう方はご自身のセンスで、一番見栄えする場所に飾って頂ければ良いのではないでしょうか。
 
これはよく質問される事なのですが、特に意味はないとされています。元々、歌舞伎の「役者物」が発展したものですので、言うなれば、踊りの「決めポーズ」なんです。役者さんによっては左向きでポーズ、はたまた右向きでポーズ。
このような理由で左右、向きが違うのが作られるのです。
ただ、ひょっとしたら羽子板製作の職人さんの気分も作用しているかもしれませんね。
 
本来では、東西南北の厄災に備えるという意味から4本の矢が基本でした。ただ、日本では古来から4という数字は、快く思わない傾向があり、現在では「六徳」の6本、「末広がり」の8本などのバリエーションが増えたわけです。
 
これは昔からピンキリという言葉があるように、価格にも違いが出てきます。
大きくても安いもの、小さくても高いものがありますが、これは「材質」、「技術」の二つが大きな要素となります。
材質は良い物が高いのはもちろん、技術は簡単に説明すると、より手のかかる工程はやはり高くなってしまいます。
メーカー側もお客様がお求め安くなるように、日々研究をしております。
もちろん、私共も研鑽を重ね、お客様に「安く」「より良い品」をご提供できるよう努力しております。
 
大きさと価格というのはやっぱり、切っても切れない関係なので難しいのですが、羽子板の売れ筋は13号〜15号となってます。
13号は¥35,000〜¥45,000前後、15号は¥40,000〜¥55,000前後です。
この価格帯が一番よく売れていると思います。
ただ、この価格帯は目安です。お店には様々な価格、羽子板をご用意しておりますので、ぜひ御来店して頂きたいと思います。
 
これもこれだというのは難しいのですが、羽子板と違って破魔弓の号数はあまり参考にならないと思います。
理由としては、破魔弓の号数を決定する際に、各メーカーの基準の違いがあるからです。
弓の長さで決定したり、ケースの大きさだったり・・・統一されていません。
難しいのですが、高さ60cmクラスは¥35,000〜¥50,000前後、高さ70cm以上は¥50,000〜¥70,000前後です。
ただ前述のとおり、この価格帯のもの以外にもたくさんございますので、ぜひ御来店ください。