弓矢本来の目的は狩猟用でした。その威力を信じ、
次第に神聖な道具としても扱われるようになります。
宮中では古くから弓矢を使用した神事が行われてきました。
大和時代の正月に行われた、「射礼」が起源です。
平安時代から皇室で行われる「鳴弦の儀」などがあります。
鎌倉時代になると飾る目的よりも、武士の嗜みの道具として扱われてきました。
この頃は立派な武士になる様にと願いが込められたそうです。
時を経て、一般家庭にもこの習慣が定着したのは、江戸時代からです。
この時代から、豪華な装飾を施した物が飾られるようになり、
男の子の健やかな成長を祈願した縁起物として贈られました。
現代の「破魔弓飾り」は時代とともに、「弓矢で魔を破る」という心が受け継がれてきました。
美しさと力強さを引き出す、伝統の技。
 
美しい矢を作るため、羽根の芯を焼きます。そして均整のとれた美しい矢が出来上がります。 一巻き一巻きに力を込め、心を込めて、籐を巻きつけます。その度に弓の持つ曲線の美しさ・力強さが出てきます。 丁寧に、細心の注意を払いながら、金箔をのせ、さらに磨きをかける「金箔押し」。デリケートな金箔の美しさは、竹のピンセットの微妙な動きで決まります。
ケースにも破魔弓に合わせて色々なデザイン・材質がございます。
 
羽根の種類も様々です。ぜひ、見比べてみてください。
 
破魔矢に使われている羽根には、
いろいろな種類があります。
今の羽根は鶏などの安価な羽に、
印刷で模様が出されている物が多いですが、
中には天然の羽根を使ったものもあります。
ここでは、破魔弓で一般的に
よく使われる天然羽根を
写真にまとめてみました。
       
 
 
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