特に決まりはありません。ですが、少なすぎると寂しい印象になってしまいがちです。提灯は本来、「盆道」を照らす道標の役割がありますので、数が多い程よいでしょう。親類・縁者から頂いた提灯は、仏壇を中心に左右対称に並べていきます。
 
これは各地によって違うと思いますが、水戸近辺での一般例で説明いたします。
・当家---家紋入りのお迎え提灯・灯篭
・故人の子供---家紋入りで住吉提灯または桶型提灯
・故人の兄弟---家紋入りの大内提灯
・親戚---家紋なしの大内提灯または住吉提灯
・縁者---霊前灯・廻転灯・蓮華灯・創作提灯など
これはあくまで一例です。決められているわけではありません。当家の方の事情や希望もあると思いますし、よく御相談なさって下さい。
 
8月13日(7月13日)の夕方までには飾り、明かりを灯します。そして8月16日(7月16日)に明かりを落とします。ただ、上記の日付より早めに飾り始める方が多いようです。
 
仏壇(盆棚)へお参りをするので、念珠は必要だと思います。(神式は必要なし)のし袋に関しては、仏式なら黒白・銀・黄などの水引(表書きは、御霊前又は御仏前・御花料)神式は黒白・銀などの水引(表書きは、御玉串料又は御神前・御榊料)
 
親族で僧侶を迎えての読経に参加される方は、その当日に。また、故人への礼を尽くしお参りする場合には、13日の午後〜15日の間で、先方の都合も考慮しての時間帯が良いかと思われます。
 
特に大内提灯の足の取り付け、取り外しには注意が必要です。場合によっては折れたり、曲がったりしてしまいます。しまう際には、はたきを使って埃をよく落とし、防虫剤や乾燥剤を入れてください。