立春過ぎから2月の中旬、遅くともご節句の1週間前には飾りましょう。
片付けは、季節の節目という意味でも早めに、遅くとも3月中旬頃までには済ませた方が良いと思います。
 
基本的には一人のお子さんに一体のお人形を贈ってあげましょう。
雛人形は、お祝いの意味もありますが、魔除けも兼ねています。
それぞれのお子さんに対する魔除けですので、受け継がずに贈るというのが伝統となっています。
昔からこういう謂れがあります。 「顔忘れめや、雛二対」
これはお母さんのお人形と、新しく家族になったお子さんのお人形を一緒に飾りましょうという意味です。
さまざまな考え方はあるでしょうが、お子さんの為にも改めて、御用意されてはいかがでしょうか?
 
手袋をしてお取り扱いすることをお薦めします。毛ばたきを使い、顔や衣裳のほこりをやさしく落とします。
特に顔の部分は汚れやすいので、慎重にお手入れしてください。
片付けの際には、空気が乾いている晴れた日を選んでしまいましょう。
顔の周りには、必ず専用の被せ布か、ティッシュペーパーを使い、覆い被せるようにします。
人形本体を箱にしまう際は、動かないように柔らかい紙などで詰めるように固定してください。
一緒に人形専用の防虫剤を入れると、カビなどの対策に有効的です。
それでもカビや破損してしまったら御相談ください。
 
せっかくですから、脇に飾れれば飾ってあげましょう。
ただ、ひな祭りの主役は雛人形ですので、スペースの中心に雛人形がくるように飾ってあげて下さい。
 
一般的に105cm〜85cmの三段飾りが売れています。
近年では、スペースを取らない理由から小さくなってはいますが、
当店ではまだまだこのサイズが売れています。
価格は様々ですが、15万円〜22万円前後が人気です。
当店では、創作人形と呼んでいる段飾りも御用意しております。
これは従来の概念にとらわれない、新しい発想の雛人形を御提案しています。
ぜひ、足を運んでいただき、あなただけのスタイルを見つけて下さい。
 
こちらも最近では小さい傾向が見られてきましたが、90cm〜75cmが売れています。
価格は10万円〜18万円前後がよく出ています。
その中でも、前述のとおり創作人形は、年々人気が高まっており、
当店では立雛など様々な創作人形を御用意しております。
メーカー側と意見交換をしながら、私共も研鑽を重ねて創意工夫をこらし、
段飾りにも劣らない雛人形をお勧め出来るよう努力しています。